木のちょっといい話の記事「ウリン」

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木のちょっといい話

今出川建設が使用している紀州材を取り扱っている山長商店さんが「家にはどんな木材が使われているのか?」について詳しく解説します。

ウリン

2014.09.14
【写真】ウリンウッドデッキ(東海岸南:I様邸)

【写真】ウリンウッドデッキ(東海岸南:I様邸)

ウリンは東南アジアに分布するクスノキ科の広葉樹です。鉄のような強度を持つことからアイアンウッド(鉄木)とも呼ばれ、第二次大戦中には実際に鉄のかわりに歯車等に用いられていたというエピソードが残されています。

ハードウッド(広葉樹)のデッキ材は抜群の強度と耐久性から、公共施設や店舗などで用いられてきましたが、目にする機会が増えるにつれ、邸宅にもそのようなデッキ材を使いたいというケースが増えてきました。なかでも茶褐色のウリンやイペは色が無難で重厚感があり、弊社でも人気があります。

【レポート】ウリン VS イペ

上のデータでウリンとイペを比較すると耐朽性でウリン、気乾比重(≒材の重厚さ)でイペが優っています。現物ではある程度の個体差がある(※ウリンの気乾比重が0.96ということは、かろうじて水に浮くはずですが、実際に端材を見ずに入れてみると水に沈むものもあります)ことも考慮すると、性能的にウリンはイペと同等以上と言えます。

見た目の色は双方とも茶褐色で区別がつきにくいこともある(※施工前の状態ではラパコールと呼ばれる成分の有無等によっても識別は付きます)のですが、目を凝らしてよく見るとイペのほうが導管がより目立たないので、木肌がよりきめ細かい印象で、質感としてはイペが若干上のように感じます。

ウリンVSイペの比較は、車で例えるとランサーエボリューション(三菱)VSインプレッサ(スバル)の比較試乗のようなもので、その道の人が細かな優劣を列挙しても、一般の方々から見れば「双方ともずば抜けている」という感じに映ると思います。

ただ、イペはウッドデッキ先進国の欧米での評価が高く、日本国内においても公共施設等で多く採用されています。店舗や邸宅の施主様に説明するときも「○○のウッドデッキで使われている木です」と説明すれば、「そこならば行ったことがある」という“百聞は一見にしかず”型や、「そのような所で使われているならば、まず間違いないだろう」という“論より証拠”型で、話を進めていきやすいです。

それに対し、ウリンは1996年まで輸出禁止になっていたため、公共施設等でイペよりも施工実績が少なめです。しかし近年ウリンの施工例も増えつつあるので、次第にその実力に見合った認知度になってくるものと思われます。

【メモ】溶脱(色落ち)について

上記の木材は施工直後は雨水などによって溶脱する(色素(タンニン)が染み出る)場合があります。紅茶の茶葉から色が出るのと同様の現象なので、コンクリート等に色素が付着した場合は家庭用洗剤とブラシで落とすことができます。ただし、ウッドデッキの下に車を置く場合は注意が必要です。

また、茶葉から何杯でも紅茶を入れることができないように、溶脱もずっと起きる現象ではありません。

今出川建設 施工例

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