木のちょっといい話の記事「リンゴア(Linggua)フローリング」

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木のちょっといい話

今出川建設が使用している紀州材を取り扱っている山長商店さんが「家にはどんな木材が使われているのか?」について詳しく解説します。

リンゴア(Linggua)フローリング

2014.09.14
【写真】リンゴアフローリング(茅ヶ崎Y様邸)

【写真】リンゴアフローリング(茅ヶ崎Y様邸)

リンゴアは東南アジアに生育するマメ科の広葉樹です。

インドネシア現地の政情不安により入荷が途絶えていましたが、このたび再度入荷しました。植物学的にはカリン(Pterocarpus indics Willd)と同種なのですが、杉(Cryptomeria Japonica)が秋田、吉野など産地によって表情が異なるように、リンゴアはカリンよりも控えめな色調であることにより、環孔材らしい木目が際立ち、経年変化により、コントラストや立体感が出てきます。

※当商品は州当局により、維持再生可能な伐採量を管理された森から得られたものです。

【レポート】環孔材と散孔材

山六:……という訳で、熱帯産の広葉樹は圧倒的に散孔材が多いのですが、このリンゴアは環孔材です。

工務店様:カンコウザイとサンコウザイ?

山六:(紙に字を書いて)…導管(木が水を通す管)の直径差が大きく、木の木口方向から見て環状に並ぶのが環孔材。道管の直径差が小さく、散らばっているのが散孔材です。

工務店様:字を見ればわかりますが、聞くと一瞬なんだ?と思いますね。

山六:環孔材と散孔材では材面の表情が大きく異なります。昔は環孔材は『男性的な木自の力強さJ、散孔材は「女性的な木肌の繊細優美さJのような説明がされましたが、最近ではあまり聞かないですね。

工務店様:“女々しい男性”や“男勝りの女性”が増えたから、イメージしにくいんじゃないですか。…(笑)

山六:環孔材でもナラやタモのように四季のはっきりした温繕産は阜材と晩材の差が大きく、木自がはっきり、くつきりしてきます。リンゴアのように気温の変化の少ない熱帯産のものは早材と晩材の差が少なくて木目が目立たないか、年輪(成長輪)自体が欠落してしまう場合もあるので、散孔材に近い表情になってきます。ですから熱帯産の広葉樹については、強いて環孔材と散孔材の区別をいわない場合もあります。

工務店様:…施主様が床材を選ぶ際は、性質面の「良い、悪い」よりも、意匠面の「好き、嫌い」の占める部分が大きいので、環孔材と散孔材の遣い等々を説明しても、たぶんソファーやカーテンの柄の有無を選ぶ感覚で樹種を選ぽれるのではないかと思います。

山六:木は日本人にとって、工業製品というよりは工芸品なのでしょうね。だから木に対する評価は理性よりも感性が優先するのでしょう。ですから施主織に説明する場合には「男性的な…」「女性的な…」といった説明をして先入観を与えてしまうより、写真やサンプルを見せて「広葉樹は主として環孔材と散孔材とに大きく分類されて、表情が異なります。どちらが施主様のイメージに近いですか?」とし、詳細は逐次説明するほうがいいかもしれないですね。

工務店様:ちなみに、先程「熱帯産の広葉樹は散孔材が圧倒的に多い」といわれましたが、なぜですか?。

山六:環孔材の早材の導管が太いということは、三車線の高速道路のようなもので、春になって水をいっぱい吸い上げて成長することができます。しかし、これには暑く乾燥した条件下で導管のなかに空気が入るというリスクがあります。三車線の高速道路でも事故が発生すると大渋滞になるようなものです。ですから木が水を吸い上げるという点だけ取り上げると、四季のはっきりした温帯では環孔材、常夏の熱帯では散孔材が生育上、優勢となっているのです。

今出川建設 施工例

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