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米 松 Douglas Fir

木の話-048


米松米松(Douglas Fir:ダグラスファー)は主に北米ブリティッシュコロンビア州からカリフォルニア州への太平洋沿岸部に生育するマツ科トガサワラ属の木です。
 ペリー提督が下田に来航した時、江戸幕府に米松の長板材を贈りました。その後、パナマ運河の開通を契機に北米東部の資本が進出して、北米西海岸の林業が大いに発展しました。
 日本が外材の輸入を開始した明治時代から今日に至るまで、米松は北米材の輸入量のトップを占める構造材として重要な樹種です。また目の積んだ米松は「ピーラー」と呼ばれ、造作材などに用いられています。

※「世界の有用木材300種」農林省林業試験場木材部編より作成
樹種 スプルース
(シトカスプルース)
ラワン
(ホワイトメランチ)
気乾比重 0.46 0.58
寸法安定性 ★★★★ ★★★
耐摩耗性 ★★ ★★★★
耐朽性(心材)
鉋削性 B C
塗装性 A B

■ 米松

105×105,150,180,210,240,270,300mm×3 & 4m,KD材⇒

■ ピラー平割

‥ 厚み : 24mm、34mm ⇒

■ 米松集成階段・カウンター

‥プレカット、特注色等対応可

■ 米松&ピーラー注文材

‥各種。詳細お問い合わせ下さい。


レポート 木の大きさを決めるものは何か

木口を眺めていると米松を筆頭に北米西海岸の木は大きいなとつくづく思います。現に米松は樹高100mに達するものもある大きな木です。木の大きさを決めるものは木のDNAや土壌内の養分など様々な要因が挙げられますが、大きく影響するのは「水」と「風」です。

 まず水が十分に確保できないと木は育ちません。例えばセコイアの場合海岸から頻繁に流れてくる霧で水分が得られるならば樹高が100mに達するのに対し、内陸部で霧が十分に届かないところでは30mぐらいにしかなりません。

 また木が高くなるにつれて、木を曲げようとする風の力が強くかかり、折れる危険性が高まります。これは長いスパナほどボルトを強く回すことができるのと同じことです。日本の木の多くが樹高30m程度なのは、台風が年に数回上陸するからだといわれています。

 北米西海岸の木が大きいのは上の2つの条件に恵まれているからだと考えられます。日本でも巨木を実際に訪ねてみると、その多くが山の裾野に存在します。そこは水が多く集まり、風当たりが弱いからです。


名木探訪 スギ

きみまち すぎ
きみまち 杉 (森の巨人たち100選)

きみまち 杉 樹高約58m、胸高周囲5.2m、推定樹齢250年。
米代川中流域の二ツ井駅から南へ20キロほどの所に天然秋田杉の森、仁鮒水沢保護林があります。
このスギは林内一の樹高で、また天然スギでは日本一の樹高といわれる木です。
林内に数分もいて目が慣れてくると、人工林内にいるかのような錯覚に陥るのですが、どのスギも樹高が高く、普通の人工林の樹高の倍ほどあります。
見上げていると首が痛くなるような高さです。

きみまち杉 このスギ林の林齢は180年〜300年ですが、これは豊臣秀吉の時代頃から京都、大阪方面へ秋田杉が大量に伐り出され、その後佐竹藩が保護政策をとったことによります。
ちなみに「きみまち杉」の名は明治天皇が当地を行幸された際に皇后から受け取った手紙に由来しています。

所在地 : 秋田県能代市二ツ井町田代字田代沢国有林4林班と小班仁鮒水沢スギ植物保護林

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